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着物レンタルは妊娠中でも大丈夫?着物を楽しむための注意点とポイント

妊娠中でも成人式や入学式、卒業式、結婚式があれば、着物を着たいと思う人も多いでしょう。たとえ妊娠中だったとしても着物は、安全に着れますが、妊娠中だからこそ注意したいポイントもあります。

本記事では、妊娠中に着物レンタルを利用する場合の注意点を中心にご紹介します。とにかく、妊娠中は自分の体調に合わせて、無理をせず着物を楽しむことが大切です。ぜひ本記事を参考にして、妊娠中でも楽しい着物ライフを実現してみましょう。

■妊娠中に着物を着てもいい?

妊娠中に着物を着ること自体は問題ありません。昔の人は、出産の直前まで着物を着ていましたし、変化する体型に適した着付けを調整できるのは、着物ならではのメリットです。

まずは妊娠初期から後期までの着物を着る場合の目安を見てみましょう。個人差もありますので無理せずに、あくまでも一例としてお知りおきください。

・妊娠初期(〜4ヶ月)

妊娠初期は、お腹が目立ちにくい時期です。しかし、体調が不安定なこともあり、着付けの際の胸の締め付けなどにより、つわりが起きる可能性もあります。なるべくゆったりとした着付けをして、気持ちが乗らない場合は、無理に着物を着ないことをおすすめします。

・妊娠中期(5〜7ヶ月)

妊娠中期は、安定期に入っていますので、体調も落ち着く時期です。フォーマルな場所以外のお出かけであれば、半幅帯(はんはばおび)や兵児帯(へこおび)などの軽く扱いやすい帯を選ぶことをおすすめします。

・妊娠後期(8ヶ月〜)

いよいよお腹が目立ってきますが、適度な運動は重要であり、動きの制限は少ない時期でもありますので、ぜひ気分転換も兼ねて着物を着てのお出かけなどをおすすめします。ただ、着物レンタルを利用する場合は、妊娠中の時期によって制限がある場合もあります。あらかじめ、レンタルショップに問い合わせておくと安心です。

■妊娠中に着物レンタルをする際の7つの注意点

妊娠中に着物レンタルを利用する場合、レンタル前とレンタル当日で押さえておくべき注意点があります。以下7つの注意点を見ていきましょう。

・1. 妊婦さん対応・レンタル保険のある着物レンタルを調べる

レンタルショップによっては、妊婦さんの身体を重視する理由から対応していない場合もありますので、まずは確認しておきましょう。また、同意書へのサインや予約時に妊娠何ヶ月かを伝える必要もあります。また、つわりなどによって着物を汚してしまう心配もありますので、保険・保証プランを用意しているレンタルショップであればより安心です。

・2. 着物レンタルする店舗と目的地の距離・移動手段を調べる

着物を着ることに慣れていない妊娠さんの場合は、特に長距離移動での負担は大きいでしょう。予想以上に時間がかかる可能性もありますので、着物を着用しての移動の際には、だいぶ余裕を持って動くことをおすすめします。なお、レンタルショップと目的地の距離は、できる限り近い方が好ましいです。徒歩で移動するのか、家族などが車で送り迎えをしてくれるのか、タクシーを使うのかなど移動手段も考えておきましょう。

・3. 下着や足元にも気を配る

妊娠中は、一般的にお腹を包み込むタイプの下着を選ぶことが多いでしょう。しかし、着物の場合は、着脱がスムーズになる股上が浅いタイプの下着を選ぶことをおすすめします。また、妊娠中は足がむくみやすい傾向がありますので、少し大きめか伸縮性のある足袋を選び、草履は転倒の危険がないように、かかとが低く滑りにくいタイプを選びましょう。

・4. 手荷物はできるだけコンパクトに

妊娠中に着物を着た状態で、さらに荷物を持って移動するのはとても大変です。手荷物は、必要最小限がよいでしょう。

レンタルショップによっては、荷物預かりサービスも用意されていますが、荷物のサイズが限定され、予約不可・先着順の場合もありますので、やはり荷物はコンパクトな状態にすることをおすすめします。

・5. 暑さ・寒さ対策も忘れずに

きるだけ快適に過ごせるように、天候に合わせたアイテムで対策をしておくと安心です。最低限の夏のアイテムとしては、タオルハンカチ、扇子、日傘の携帯をおすすめします。また、着物では特にトイレが心配ですが、熱中症対策などのためにも小まめな水分補給をしましょう。そして、冬は首周りが大きく開いたヒートテックなどの機能性下着やレギンスを身につけておくと、暖かく過ごせます。

・6. 絹の生地はできるだけ避ける

妊娠中は絹以外の生地の着物を選びましょう。絹の着物は、水や汚れに弱いため、つわりを抱えている時期は汚してしまう可能性もありますので、避けた方が無難です。なお、近年では、化学繊維を使用した自宅の洗濯機でも簡単に洗える着物も増えています。このような着物を選ぶと安心ですが、絹の着物を着たい場合は、撥水加工のタイプを選ぶことをおすすめします。

・7. 帯を締めすぎない

着物の帯は、お腹をガードしたり冷えから守ったりするメリットがあります。しかし、着物を着慣れていない人などは、締め付けが苦しいと感じることもあるでしょう。しっかり結んでおかなければ、気崩れるという心配もあるかもしれませんが、軽くてやわらかい素材の帯や、細めの帯を選ぶだけでも負担を減らして安定した結び方ができます。

また、通常のサイズの腰紐の場合、妊婦さんでは長さが足りない場合も考えられます。その場合は、伸び縮みするウエストベルトタイプや男性用の紐を使う方法もあります。

■袴は妊娠中にレンタルできる?

妊娠中の着物レンタルについて見てきましたが、袴のレンタルも気になるところです。結論的には、多くのレンタルショップで妊娠中でも袴のレンタルは可能です。

バスト・ウエストに合わせつつ、無理のない袴のサイズを選ぶことをおすすめします。また、妊娠中に袴を着用する場合の注意点として、丈を短めにすることが挙げられます。どうしても足元が見えにくい妊娠中は、誤って丈を踏んで転倒してしまうリスクもありますのでご注意ください。

■まとめ

妊娠中の着物選びは、レンタル着物がおすすめです。レンタルの場合、生地の素材が選べることから着た後のお手入れも必要ありません。妊娠中に陰干ししたり、綺麗にたたんだりするのは、手間もかかりますよね。

妊娠中に着物を着る場合は、自分の体調に合わせて無理をしないことが大切ですが、着物を着てお出かけしたいという気持ちも大切です。ぜひ、周囲の人にも協力をお願いしながら、レンタル着物をご活用ください。

VASARAでは、妊娠中でも無理なく着物ライフを楽しんでいただけるように、着物選びから着付けまでトータルコーディネートをお手伝いしています。ぜひお気軽にご相談ください。

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