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着物コラム【京都:エリア別おすすめ情報】

悟りの窓と迷いの窓からの景色が絶景!京都にある「源光庵」が気になる!

こんにちは~!もーです。最近、京都のお寺や神社、桜や紅葉が美しい場所などをたくさん巡っています~!京都っていろんなお寺や神社の他に、それに桜や紅葉の名所があってすんごく面白いんです。それぞれ個性あるので、知れば知るほど奥が深いんですよ!!!!!

 

さて今回は、2つの特徴的な窓がある「源光庵」について説明しようと思うのですが、みなさんはこの建物のことはご存じですか????

 

もーはこのお寺のこと、なんとなくは知っていたんですが、詳しいことは知らなかったので、この記事にまとめてみました!

 

今回はこの源光庵について、シンプルにわかりやすく説明していきたいと思います!

ぜひ最後までお付き合いください!

 

(現在(2020年11月10日時点)、源庫裏改修工事のため、拝観を休止しております。拝観再開は2021年秋ごろの予定です。詳しくはホームページをご確認ください。genkouan.or.jp)

 

【目次】

〇源光庵とは

〇源光庵の見どころ

・悟りの窓と迷いの窓の2つの窓が気になる!!!!!

・伏見桃山城遺構の血のついた天井がある!?

 

〇源光庵とは

  源光庵(げんこうあん)は京都市街から少し離れ、閑静な場所に位置しております。

 近くには光悦寺や圓成寺(えんしょうじ)があり、静かな禅寺として有名です。

 それでは源光庵の歴史についてご紹介していきます。源光庵は今から670年前の1346年、臨済宗の大徳寺徹翁国師(てっこうこくし)によって開かれました。1694年、加賀の大乗寺27代目が卍山道白禅師(まんざんどうはくぜんし)が住職になり、それ以降曹洞宗のお寺になりました。源光庵は卍山禅師にすがった金沢のお金持ちの商人、中田静家居士が寄進したことによって、同年1694年に建立されました。

  

  源光庵は別名「復古寺」と言われています。その理由は、1694年、曹洞宗の寺院の教えが乱れていたとき、卍山道白禅師(まんざんどうはくぜんし)が宗風を元に戻そうと  42年の歳月をかけて復古したからなんです。そのため、源光庵の楼門の看板には、「復 古禅林」という別称が掲げられています。

 

   源光庵の境内にある西の谷にある稚児井にある伝説は今もなお語り継がれているんです!それは、660年前、たくさんの人が水飢饉によって苦しみました。ある夜、徹翁国  師の夢に池に棲む龍が子供に化けて、こう告げたのです。「西の谷から水が湧き出る」  と。それが正夢になり、多くの人々がこのおかげで救われました。

 




 

〇源光庵の見どころ

・悟りの窓と迷いの窓の2つの窓が気になる!!!!!

・伏見桃山城遺構の血のついた天井がある!?


 

・悟りの窓と迷いの窓の2つの窓が気になる!!!!!

 源光庵には、2つの有名な窓があります。それは悟りの窓と迷いの窓です。

 悟りの窓は、丸い形の窓で、この丸窓からみた景色が禅の教えを表現しています。偏見がなく、何にも捉われない、ありのままの自然でおおらかな心を表現していると言われています。丸い形は禅と円通の心を表しており、大宇宙を表現しているとも言われております。

 迷いの窓は、四角の形をしており、そこから美しい景色が見えます。紅葉の時期も新緑の時期も綺麗です。しかし綺麗なだけじゃないんです。そこには、ちゃんと意味があるんです。四角の窓から見える光景が季節に応じて変わることから、生・病・死・老など人間の人生でおこる様々な過程を表していると言われています。これらの過程を四角の窓の四つ角で象徴しています。この角が釈迦の四苦を表しており、生・病・死・老の四苦八苦をあらわしているんです。

 この意味を知らなければ、円と四角の窓からの景色が美しいと思うだけですが、意味を知っているとより興味深く観光できるのではないでしょうか?

 

・伏見桃山城遺構の血のついた天井がある!?

 先ほどの悟りの窓、迷いの窓がある本堂の天井には、ところどころに血痕がついています。この天井のことを血天井と言われています。1600年、京都の伏見で鳥居元忠(とりいもとただ)軍の1800人ほどの大人数が石田三成軍と戦いました。そのうち380人もの人が討死しました。それだけでなく生き残った全員も自害。そのときの床についた血が今もなお残っているんです。この通り、血天井はもともとは伏見桃山城の床にあったものでした。供養のために一部が源光庵に奉納されたため、源光庵の本堂の天井に保存されているんです。


 

すごく魅力的な源光庵なのですが、実は現在(2020年11月10日時点)、源庫裏改修工事のため、拝観を休止しているんです。拝観再開は2021年秋ごろの予定です。詳しくはホームページをご確認ください。

 

源光庵 genkouan.or.jp

 

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