着付の助手の役割 パート1:長襦袢編
着付の助手の役割
今回は助手の役割や心得をまとめてみました。
着付けの助手は後ろ側を担当します。
大まかにまとめると助手の役割は以下の3つです。
- 着付けに必要な物を取り揃えすぐに着付ができるような状態になるように準備する。
- 着付けが終わったあとの後処理をする。
- 技術者が着付をしやすい用手伝う。
良い助手になるには
- 仕事の手順を理解し把握すr
- 助手としてじぶんがすべきことを考える
- 仕事のタイミングをおぼwル
- 技術者のじゃまにならない動きを覚える
- 技術者の癖を覚えスムーズに仕事ができるように手助けする
心得
- 清潔感があり動きやすい服装をする
- お仕度の目的やTPOを考えた胴さ、言葉遣いを心がける
- 着物になれる
それでは具体的な作業を詳しく見ていきましょう。
<長襦袢>
長襦袢を着つける工程で助手が気を付ける箇所は2か所です。
- 後ろで技術者の第二の手となり、一人で着付ける場合にクリップで留めておくようなところを押さえたり身頃を整えます。
- 着付けに必要な紐類をタイミングを計っ技術者に渡します。
もう少し具体的に見ていきましょう。
1)衿合せ/衿抜きの固定
背縫いを背中心に揃え、衿抜きを固定します。左手で下前衿先を押え、右手で衿抜きを固定します。
2)衿合せ/衿先を押える
脇から腰紐を渡し、そのまま上前の衿を押えます。
3)胸紐をする
邪魔にならないように指先で左右の衿先を押えたまま手首を上げて紐が後ろに回るのを待ちます。
胸紐下に指先を入れて、背ちゅうしんから左右に滑らせるようにして身頃の余分を脇に送り整えます。
4)脇で身頃の余分を整える
分を受け取り胸紐で押えます。
5)裾丈を決める
技術者が裾丈を決めるときに身丈の余分を上げます。
次に、身丈の余分を押えたまま腰紐を渡します。
6)腰紐をする
技術者が腰紐をする際に、助手は腕が技術者の邪魔にならないように手首を上げて両脇を押えます。
技術者が腰紐を片花結びにしているときに助手は後ろを整えます。
7)伊達締めをする
技術者が前で伊達締めをするときは助手は左手で伊達締めの紐先を持って着わきから伊達締めを前に回します。
技術者が前から伊達締めを後ろに回し、助手は伊達締めを受け取り、背中に回します。
8)伊達締めの紐を結びおさめる
伊達締めの紐先を結び納めます。
パート2では着物の着付けでの助手の手順を紹介します。