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2025.01.21
淺草總店
1月も残り10日で終わりですね。年々1日1日が早く感じますね…
今回は来月開催される節分祭をご紹介したいと思います。
本来の「節分」は、四季を分ける立春・立夏・立秋・立冬、それぞれの前日を指す言葉です。
旧暦では、1年の始まりである立春の前日が特に大切にされるため、現在では立春の前日だけを「節分」と呼ぶようになりました。
立春は毎年2月4日頃に訪れるため、2月3日が「節分」にあたることが多いですが、2021年は1897年(明治30年)以来124年ぶりに2月2日が立春になったことで話題となりました。
今年は立春が2月3日(月)になる為、その前日2月2日(日)が節分になります。
「節分」といえば、疫病や邪気の象徴である鬼を豆で追い払う「豆まき」が代表的。「鬼は外、福は内」の元気な掛け声とともに、大豆をまく行事です。
豆まきは、古代中国から伝来した「追儺」(ついな)という行事に由来します。追儺は主に平安時代に行われており、当時は役人が先導し、弓と矢で魔物を追い払うという内容でした。
やがて、追儺が一般にも広く知れ渡るようになるとともに、もともと種であり生命の源である豆をまくことで、子孫繁栄を祈願する現在の豆まきへと変化していったといわれています。
■「浅草寺」で行われる節分会の特徴
浅草寺の「節分会」は、毎年の節分にあわせて行われます。その歴史は古く、節分の行事を江戸で大々的に行ったのは、浅草寺が最初といわれてます。
現在の節分会は、年男による豆まきがメイン。当日は、一山の住職と選ばれた年男たちが行列を作って、伝法院(でんぼういん)から本堂まで練り歩き、その後本堂東側に設けられた舞台から年男たちが豆をまきます。浅草寺の豆まきは、“観音さまの前には鬼はいないこと”にちなんで「鬼は外」とは言わず、「千秋万歳福は内」(せんしゅうばんぜいふくはうち)と発声するのが特徴です。
「節分会」では豆まきのほか、浅草寺三大寺舞のひとつである「福聚(ふくじゅ)の舞(七福神の舞)」の奉演が行われるほか、16時からは浅草ゆかりの文化芸能人が豆をまく「浅草文化芸能人節分会」が行われます。